5日目:シャーフベルクからの大パノラマに感激






自作スケジュールでは、この日はザンクト・ヴォルフガングへ移動する

だけで、あとは休養日にしようと思っていたのが…


早朝の天気予報をみると、どうも天気が下り坂のようなので、

急きょ、予定を変更して、早めに移動し荷を宿で預かってもらうことにして


イシュル駅前から、ヴォルフガング行きのバスに乗りました。






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ヴォルフガングへの道は、途中からのどかな田園地帯の細い道を

ガンガン飛ばすので、例によって奥さんはハラハラしてましたが…






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乗り込む時に、運転手さんに「観光案内所の近くで降ろしてください」と

頼んでおいたら、すぐ脇のバス停で降ろしてくれました

ここで地図などをもらい、宿までのルートも教えてもらいました






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これが、ヴォルフガング湖です。観光船なども走っていました






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この町は湖に沿って細長い町で、インフォから25分近くも歩かされて、

内心では(もっとよく調べて、町の中心の宿を探しておくべきだった)

と思っていたら……






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なんと、シャーフベルク山頂に登る登山電車の山麓駅のすぐ近くで、

かえって絶好のロケーションなことがわかりました。

プライベートデッキなどもあり、泳ぐこともできそう






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で、宿に荷をデポして、すぐに登山電車の駅に

先日のご夫婦の情報では、すごい観光客なので、ヘタすると

乗り遅れることもあるとのこと(座席は定員制らしい)






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で、早めに列に並んで……改札が始まったので、

通ろうとしたら、ブーッとロックされちゃった!?


駅員がキップを見て「これは、次の電車のだよ」と言ったけど

エエッと大げさに落胆すると…「まあ、行っていいから」と言うので

奥さんも、すばやく改札通過!

(こーゆう?な観光客のために、多少座席に余裕をみてあるらしい)



この登山電車、昔は汽車だったようですが……とにかくものすごい

急傾斜をアブト式で登っていきます






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そのうち、車窓に湖などが見え始めると、観光客は争うように

写真を取り始めましたが…


隣の新婚旅行(?)かな、と思える若いカップルの

美人なんだけど、ワガママ一杯に育ったって感じの女性が

いきなり「アンタね~、ジャマなのよ~~」と日本語で、隣の若いイケメン男性

に文句を言い始め、ついにはケンカに。


(おいおい、こんな観光列車の中で、ケンカはやめてよ)

と、奥さんと顔を見合わせて苦笑い






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そーこーしているうちに、山頂駅に着きました。

そこからさらに少し登った山頂に、立派なホテルとヒュッテがあります

観光客で目立ったのは、中国人(?)のファミリーやグループ






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私たちは、もちろんヒュッテのテラスへ

すぐ、ビールをセルフサービスでテーブルにはこび、

まずは、乾杯してから…素晴らしい景観を見渡していると






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やったね~~、ついにダハシュタインが、その全貌を見せてくれています






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もうビールの味より、その景観にこころを奪われて……しばし陶酔……






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で、注文しておいたスープが運ばれてきましたが、私の「本日のスープ」は

なんか、「たぬきソバ」みたいで、失敗です

でも、さっき町で買っておいたパンがおいしいので、まあまあ






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ところが、隣のテーブルにやって来た軍隊らしき青年たちが、

銃が差し込まれたままのザックを置きっぱなしにして、注文に…

「なんか、怖いわね~」と奥さんが言っていると

大ジョッキーを手にした隊員たちが戻ってきました

(おいおい、偵察中に、ビールなんて飲んでいいの?)






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ヒュッテの裏側は、すごい断崖絶壁になっていて

まさに「ザルツカンマーグートの展望台」って感じでした



さて、多くの観光客は、また登山電車に乗って湖畔まで降りて

行きますが、草原を下っていくハイカーや、

登ってくるの姿も所々に見かけます。

このあたりから見える絶景は、

あの名画「サウンド・オブ・ミュージック」の冒頭のシーンに

登場してくるあたりなんですが…






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もう、うちの奥さん、主演女優にでもなったみたいに

両手を上げ、メロディを口ずさみながら降りていきます……






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さらに下っていくと、

「ほらー、あすこに見える草原が、多分ドレミの歌のシーンが

撮影された場所だよ」と言ったら

こんどは、ドレミの歌を、高らかに歌ってます






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やがて、登山電車の踏切を渡って道は続いていますが

なんだー、ハイカーの多くは、その下にある中間駅を利用しているみたい。

で、そこを過ぎると、いきなりハイカーがいなくなり……






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さらに歩いていくと、ちょっと素敵な木のベンチがありました。

誰もシャッターを押してくれる人がいないので、

交互に座って撮り(後で写真合成するつもりでしたが、

ズームが違っていて、ダメでした)

でも、ここからはダハシュタインに最後のお別れができました






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1時間半ぐらいおりて、振り返たらこんな感じ

それにしても、登山電車はあんなに急勾配を登っているんですねー






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ドレミの歌の草原は、今は放牧地になっているみたい

「あのー、牛さん、ちょっと通してね」






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その先からは、森林の中の長いトラバースの下りが続きましたが

たま~に、若いカップルやグループに追い抜かれるだけで

私たちみたいな、アラセブン・トレカーは皆無






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やがて、その原因(?)がわかりました

途中から、小ジャリを敷きつめたような、とても滑りやすい道が

延々と続いていたのです………






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でも、ここで「カタクリの花」を、なぜか1輪だけ見つけました







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「ああ~、いい加減、嫌になって来たね~」と思ったら

そこに木のベンチがあったので休憩。

で、ふたりのトレッキングシューズの裏をよく見てみたら

トレッドの深さが、かなり違っていました。

ど~りで、私ばかり、3~4回も滑って転びそうになったわです






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それと気がついたのは、こっちのトレッカーは、男女とも

ほとんどが「短パン」スタイルだったこと

私も長パンツの裾を折って見たんですが、サマになってませんね~






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よーやく湖畔の住宅地に降りてきたら、あちこちの家の庭に

よく実った小粒のリンゴが、おいしそう



というわけで、登山電車だと片道約40分の標高差を

私たちの足で、約3時間の下り。

……ちょっとヒザにきてるけど、まあ、これで

予定のトレッキング3コースは完歩(3日間毎日3万歩以上でした)






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宿は、奥さん初体験のアパートメントでしたが、

(私は、北米やハワイのコンドミニアム体験あり)

とにかく、キッチン用品は全て揃っていて、これは便利そう






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最近建てられたみたいなこのアパートメント、

随所に、おもてなしの心が現れていて素敵でした






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で、今夜のディナーは「地球の歩き方」に

「湖でとれた魚のグリルとオムレツが美味しかった。人気店なのかすぐに満席に

なり、外には何組も待っていた」というレストランまで、徒歩10分。


そして、メニューが読めずに注文にモタモタしていると

観光地のレストランによくあるような「写真入り」のメニューを持ってきてくれた

んですが……私たちの食べたかった”マスの塩焼き”はありませんでした。



評判どおり、それなりに美味しかったんですが

外へ出ると、いきなりの雨で………軒先で、かなり待ったあと、宿へもどり






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夜の天気予報を見たら、明日はさらに悪くなりそう

「今日のうちに、シャーフベルクに登っておいて良かったわねー」

ということに




(つづく)






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by shimasaan | 2018-07-25 05:11 | 海外トレッキング | Comments(6)
Commented by dojyou38 at 2018-07-25 10:11
simasaan さん
おはようございます。
連日の猛暑、エアコン嫌いの私も3~4日まえからエアコンのお世話になっています。
さぞ、オーストリアの爽やかな朝が恋しいことでしょう。

今日も素晴らしい景色、アングルがいいのでしょう。
ヴォルフガングの街並みを見るとインターラーケンを思い出します。

アプト式、中学の社会の教科書以来かな。
昔、日本にも有ったようですね。

ダハシュタイン、写真で見ても凄い迫力とスケール。
さぞ感激も一入で何時までも記憶に残ることでしょう。

兵隊さんのこと、
こう言うのおおらかなのでしょうか、文化・歴史の違いでしょうか。

森林の中のトラバースの写真、
大菩薩嶺から丸川峠へのコースに似ています。樹種が違いますが・・・

天気予報見てシャーフベルクトレッキング1日早めて大正解でしたね。
明日は3日連続3万歩の骨休みになることでしょう。
Commented by ruru-club at 2018-07-25 15:02
simasaanさん、こんにちは~♪
わぁ~このシーン待っていました!ここから見えたこの山々がダハシュタインだったのですね!
たくさん撮ってきた写真を見てみようと探したのですが、ちゃんと整理がされていなくて見つからず・・・でした。
やはり旅行から帰ったら間をおかずに記録をしないといけませんね。反省です。
simasaanの旅行記を見つけてすぐに、旅行仲間にお知らせしたら、懐かしがって真っ先にシャーフベルクの赤い登山列車の写真が友人から送られてきたのですが、全く同じアングルでsimasaanのがここに載っていてびっくりでした!
続きも楽しみにしています。
Commented by shimasaan at 2018-07-25 15:14
dojyouさん、こんにちわ

そー言われてみると、ヴォルフガングの町並みは、インターラーケンに似ているかもしれません。
ただし、私は冬のインターラーケンしか知りませんが、あそこは日本人観光客だらけで、日本語対応の観光案内所もありましたね。

アブト式は、私が小学生の頃、毎夏遊びに行っていた母の実家の佐久に行くのには、信越線の碓氷峠という難所があり、2両連結の蒸気機関車がアブト式でノロノロと急坂を登っていきました。
その線路跡は、今は観光名所になっていて、トレッキングコースにもなっているようですが。

スイスあたりでも、ふつーの駅やトレッキングコースなどで、自動小銃を持った軍隊の青年に出会いましたが…勤務中(?)に大ジョッキーを飲んでいるのは初めて見ました。
まあ、オーストリアはそれだけ田舎なんでしょうか。

森林の中の長~いトラバースコース、たしかに大菩薩嶺から丸川峠のあたりに雰囲気に似ていますね。でも、後半はとてもスリッピーな小ジャリ状の道が延々と続いて……ちょっと、ヒザにきてしまいました。
Commented by shimasaan at 2018-07-25 15:29
ruruさん、こんにちわ

富士山のテッペンで下界を見下ろすと、山ヤだと「ほら、あそこが金時山で、あれが丹沢の塔ノ岳、ぐるーときて手前が三ッ峠で、奥が大菩薩峠、さらに奥が浅間山で、その左手に八ヶ岳連峰が…」なんてわかるんですが、
オーストリアの山は、ダハシュタイン連峰ぐらいしかわかりませんでしたが、とにかく、あの大パノラマは忘れ得ぬものとなりまた。
ほんとは、写真なんていらないんですよ………その残像の記憶さえ残っていれば、いつまでも幸せ気分になれるんですから。
Commented by TAKKY at 2018-07-31 14:03 x
31年まえの夏、パリからローマ、フィレンツェ、ヴェネチア、ザルツブルグそしてザルツカンマーグート。こんなゴールデンルートをたどったのでした。まさに(おっと、安倍の口癖が出ちゃった)まずいね。あの登山鉄道にものりました(蒸気でした)。頂上のホテルで鱒の塩焼きも食べました。いまもはっきり思い出します。強烈な印象でしたね。いまは信州の田舎で扇風機にあたって、昼寝の身分ですが、棺桶にもってゆくことでしょう。再び旅したような思いです。ありがとう。
Commented by shimasaan at 2018-07-31 18:06
TAKKYさん、お元気そうでなによりです

私、ローマもフィレンツェもヴェネチアも、つまりイタリアの古都には行ったことがありませんが、タッキーさんらしいコースでザルツカンマーグートまで足を伸ばしていたとは…
しかも、蒸気機関車で登り、あの山頂ホテルで鱒の塩焼きまで食べたとは、今でもいい思い出になっていることでしょう。
まあ私たち、今回は無事に歩けましたが、もうかなり限界に近づいている感じなので、もう少し治安が安定したら(?)パリ経由で、もう一度シャモニー近郊あたりに行けたらいいなあ~と思っているところです。
それにしても、この猛暑なのに、そちらは扇風機で過ごせるなんて、うらやましい。
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地図を読みながら、不安な両ヒザをだましだまし、血糖値を管理しながら、さらに緑内障の進行をくい止めながら、それでも楽しく山を歩きたい。


by shimasaan
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