最近のビブラムは、滑りやすくなった?




先日、北八ッの帰路、小海線のローカル駅で電車を待っていた時、

あのガスと強風の中を、

ソロで主峰の赤岳から横岳をへて硫黄岳から本沢温泉にくだり、

日本最高所にある、例の登山道から丸見えの露天風呂に入ってきたという

神戸の中年登山者とお話をしていたら…



「最近のビブラムは、どうも滑りやすくなった気がする」

と言うんです。


さらにそのワケを、

「最近のビブラムは、以前より材質が硬くなった感じで、

摩耗しにくくなったのはいいけれど、その分グリップが弱くなって

いるんじゃないか」

と原因を指摘していました。



……そのことが、ず~と気になっていたので、

この前新靴を購入する際に、丁寧なアドバイスをしてくれたキャラバン

の担当者にメールで問い合わせをしてみました。


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以下は、問い合わせ内容と回答ですが、一部省略しています。

1.GKに使用しているビブラムは、どのモデルでも同一ですか?

⇒弊社ではモデルによって数種類のビブラム社製ソールを採用しております。

・『GK84』→「Foura EVO」
・『GK80』、『GK81M』、『GK82W』、『GK83』→「TSAVO」
・『GK10』→「MATON」
・『GK23』、『GK21』→「PREDATOR」
・『GK24』、『GK24GORETEX』→「S855」
・『KR_3R』、『KR_3RW』→「S855」


2.違うとしたら、どういう理由でモデル別にしているのですか?

⇒ビブラム社製ソールは数多くの種類がありますが、

ビブラム社はいわゆる推奨状況を設定しております。

(「トレッキング」、「アプローチ」、「アルピニズム」等)

弊社ではこの推奨状況や弊社製靴との相性等を鑑み、

採用ソールを決定しております。

なお、ビブラム社はWEB上で製品カタログを公開しております。
下記URLのサイトでご覧いただけますので、宜しければご覧ください。
ただし、日本語は無く、英、独、仏、伊語のみとなります。
http://eu.vibram.com/en/repair-customize/


3.ベテラン登山者の見解は、一般論として正論ですか?

⇒「一般論としての正論」という事ですと、靴メーカーの立場からは

申し上げ辛いお問い合わせとなります。

上記のカタログに掲載されておりますが、

ビブラム社のソールは

何十種類のパターンx多数のゴム硬度(ゴム硬度も何種類もあります。)の

組み合わせがあり、その組み合わせと路面の状態によって滑る感じは変わって

きますので、お使いになられた方が

「以前使用したものより今使用している物の方が滑る感じがする」

という主観をお持ちになられたのであれば、

状況によってはそれは間違っていないとは思います。

ただ、ご使用しているご本人様も昔の脚力とは違ってきているのも事実

だと思います。

なお、ヴィブラム社の日本法人の連絡先が上記サイトの上部にございますので、
宜しければそちらにご質問を頂ければ、
更に詳しい回答が得られるかもしれません。



でも、仮に、ビブラム社に問い合わせても、「当社の製品は、以前の

ものより、多少滑りやすくなっています」などという回答はするはずもないし、

私の感想では、

神戸の中年登山者が、どのようなキャリアを持っていて、そのような実感を

えたのか。また、今まで履いていたモデルと、最近履いているモデルが

同じビグラムであったのかどうかも不明なので、

結論的なことは言えません。



ただ、ちょっと心配なのは

その方(63才とういことでした)が、この夏休みに、

ソロで槍ヶ岳から~大キレット~北穂~奥穂~その先未定という縦走を

すると言っていたことです。

私は、そのコースは20代の頃に歩いただけなので、

はたして60代のソロで大丈夫(?)かな~と、思っているのですが……







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by shimasaan | 2017-08-07 05:10 | 山歩きの道具 | Comments(4)
Commented by pallet-sorairo at 2017-08-07 07:58
その方の経験値にも寄りますが
ずっとソロで歩いている私の山友(女性)は
その年齢で大キレット歩いています(もちろんソロで)。
その方も無事に歩き通せるといいですね。
Commented by shimasaan at 2017-08-07 09:05
palletさん、こんにちわ

そうですか~、たまに山ですれ違う時に、かなり逞しい山女(山ガールとは異質な感じの)女性に出会いますが…
まあ、大キレットの登りはいいとしても、奥穂から西穂方面にでもいったら、天候にもよりますが、ちょっと危険な気もしますが……
まあ、いずれにしろアクシデントは本人の不注意だけではなく、半分は”山の神”のおぼしめしだと思うので、歩ける時に、歩きたいルートを歩くのが一番ではないでしょうか。
Commented by dojyou38 at 2017-08-13 18:25
shimasaan さん
今日は、台風の後また猛暑が帰ってきましたが今年の夏の天候は夏らしくないですね。

今回のテーマは高度でテクニカルな話題で、私のようなキャリアの低い低山ハイカーにはコメントの仕様もありません。
何の世界にも上級者には上級者としての疑問があるようですね。
Commented by shimasaan at 2017-08-14 05:12
dojyouさん、おはようございます

ビブラムは、たしか私が登山を始めた頃からあるメーカーだし、世界中の多くの登山靴に採用されている製品なので、まさか、そんなことがあるのだろうか?
と思って、調べてみました。でも、世界中の車に採用されていた例のエアバックも、最近欠陥品を作って窮地におちいている例もあるので……
それにしても、最近の登山靴は、軽くてソフトでなんと歩きやすくなっていることでしょう。今の人に、「昔は靴の底に鉄のビヨを打って、滑り止めにしていたんだよ。だから重くて…」などと言っても、それって??と思われてしまうでしょうね。
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地図を読みながら、不安な両ヒザをだましだまし、血糖値を管理しながら、さらに緑内障の進行をくい止めながら、それでも楽しく山を歩きたい。


by shimasaan
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